日本舞踊において、手の先、指の先まで意識することが大事です。
演じる役によって、手の形・指の形は重要な表現の一部になります。
日本舞踊の特長でもある手の動きについて解説いたします。
女形、男形、演じる役で手の表現は違う
女性を演じる時は手は細く小さく見せる
親指を手のひらに隠し、他の4本の指をそろえて4の手にするだけで手は細く、女性らしく見えます。
また、手の甲よりも手の平を見せる方が手を小さく見せることができます。
手の節々を目立たせないことで女性らしい美しさが表現できるのです。
男性、荒事を演じるときは大きく見せる
手を開き、大きく見せるようにします。
女性を演じる時とは反対に、手の節々を見せることで男性らしい力強さを出すことができます。
役によって指や手の見せ方を変化させる
女性や男性でも、子供なのか成人なのか、または老人を演じるのかといったように、年齢によっても手や指の動かし方は変わります。
役でも荒々しい役であったり、商売人であったりでも違います。
手の見せ方ひとつでも印象を変えることでき、演じ分けをすることができるのです。
指や手に体の動きも連動させる
指を指すときは体や目線も一緒に向ける
指や手の動作と一緒に体の動きにも意識を向けることが大切です。
例えば指を指すときは、そちらに体と目線を向けるだけで、何を指しているのかが更に観客に伝わりやすくなります。
指の位置や向きも客席を意識する
上・中・下、どれを指すにしても観客の視点で見やすい位置を示してあげることが大事です。
まとめ
日本舞踊の手の動き、指の動きの一例を紹介しました。
日常にも使える手の見せ方、体験してみたいという方はぜひ日本舞踊オンラインをご活用ください!
日本舞踊オンラインでは、家にいながら本格的に日本舞踊を学ぶことができます。
初心者の方から経験者の方まで、一人一人に合わせたレッスンが可能です。
ご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。
一緒に日本舞踊を楽しみましょう!