日本舞踊で使う小道具といえば扇子!扇子を使った表現を知りたい方や、とにかくかっこよく扇子を使いたい方に向けて、日本舞踊の扇子使い方をご紹介いたします。

まずは舞扇(舞扇子)の持ち方から
舞扇の各名称
舞扇の持ち手の部分は扇骨といい、扇子の骨組みになっています。外側の太い骨を「親骨」(扇子を閉じた時に見えている骨)、内側の骨を「子骨」と呼びます。また、その親骨と小骨を一点で留めている部分のことを「要」と呼び、骨と骨の間は「間(けん)」と呼びます。
踊りの動作として舞台で扇子を投げたり、指で挟んで回転させたりするため、親骨2本に鉛のおもりが埋め込まれています。
舞扇の扇面についている紙は「地紙」と呼ばれ、様々な柄があります。
持ち方
- 握り持ち…握手するようなイメージで、持ち手と手を平行にして握るように持ちます。普通の扇子であおぐときの持ち方に近いイメージです。
- たいら持ち…親指を手のひらにしまい、残りの4本の指は伸ばした状態で揃えるように閉じます。親指の第一関節あたりに要があり、4本の指の方向に地紙があるように持ちます。手のひらが正面を向いているとき、少し扇子がもたれているようなイメージで持つと、扇子に照明が当たりきれいに見えます。
舞扇の開き方・閉じ方を覚えよう
・開き方…握り持ちで、開いたときに扇子が床と平行になるように持ちましょう。要を持つ手はあまり動かさずに、左手で支えながら向こう側の親骨部を押し出すように半分開き、そして左手で残りを手前側に開きます。がま口をひねるようなイメージでスライドさせると良いでしょう。
開いたときに扇子と床が平行になるようにと紹介しましたが、本来は自分の顔がお客様に見えるように、向こう側を少し下げます。
・閉じ方…握り持ちで、開いた扇子が床と垂直になるようなイメージで右腕の前で持ちます。左手の親指を手のひらにしまい、残りの4本の指を伸ばして揃えます。その左手で扇子の上側から骨の部分を押しながら閉じていきます。最後の1間は右手で閉じます。
扇子を使った技をご紹介
・要返し…要を中心に扇子を回転させる技です。たいら持ちで、手首をぐるりと返しながら扇子を半回転させ一度起こし、もう半回転します。そして扇子を上の方に持ち上げます。
コツは、扇子の重みを利用し手は優しく回転させることと、動きがぎくしゃくしないように気を付けることです。
また、腕や手首だけで動かすと形が崩れ、綺麗に見えません。体全体を使って動かしましょう。
・一間開き…先ほど紹介した開き方で、一間のみ開くのが一間開きです。そこから扇子をパンっと振って全体を開く技もあります。普通の扇子と違って硬さがあるので、綺麗にパッと開くのにも練習が必要です。
まとめ
扇子の持ち方や扱い方をご紹介いたしました。扇子は波や花びら、ふすまなどを表現したり、使い方次第で踊りをさらに美しくしてくれます。扇子を綺麗に使いたい方、技を覚えたい方はぜひ日本舞踊オンラインをご活用ください。オンラインレッスンを開講しておりますので、ご興味をお持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。
