日本舞踊の魅力

日本舞踊の歩き方を学ぶ(すり足や足運びのコツ)

日本舞踊の歩き方は、すり足など独特な歩き方をします。これは着物文化においての美しさやマナーからきているのです。この記事では、日本舞踊の歩き方についてご紹介いたします。

日本舞踊の足運びについて

着物がめくれないように、埃が立たないように

日本舞踊の足運びは、大きな歩幅で歩くことや足を大きく開くことはほぼありません。女形は両膝を常にくっつけており、立ち役(男役)も足が極端に見えないような足運びをします。これは着物がめくれないようにするためです。また、静かで上品な足運びは、埃が立たないようにしているとも言われています。

日本人の体形に合った美しい歩き方

日本人は世界の中では比較的小柄です。また、食べるものや生活習慣により、国によって体つきにも特色があります。美しい所作を追求してきた歴史ある日本舞踊の歩き方は、日本人の体形に合っている美しい歩き方といえるでしょう。

基本の歩き方

足運び

まずは膝を落とし、上半身は少し前重心で、上に吊り上げるような姿勢になります。そして自分の肩幅分で歩きます。コツとして、膝まで足をくっつけて、膝から下が足だと思って歩くことです。足運びの基本は、どんなに足を動かしても、上半身が上下に動かないことです。つまり腰の高さが常に一定ということですね。これをしっかりと意識しましょう。

すり足

すり足は日本舞踊の動きの基本です。先ほど紹介した足運びのときの姿勢から始めましょう。

  • 右足のつま先を上げ、かかとですりながら前に進めます。
  • 左足のつま先を越したら、進めた右足のつま先を下ろします。
  • 次に、左足のつま先を上げ、かかとですりながら前に進めます。(ふた)
  • 同じように、右足のつま先を越したら、進めた左足のつま先を下ろします。

すり足はこのような手順で行います。体の軸を意識し、上半身が上下に動かないように気をつけましょう。

日本舞踊の足運びを身につけると

足が疲れにくくなる

足運びを身に付けることで、歩き方が美しくなります。先ほど紹介したとおり、地面を踏む意識と体の重心が整うことで足を正しく使えるようになります。そうすると足だけでなく骨盤や上半身も軸が整い、姿勢がよくなり歩き方も美しくなります。日常生活で疲れやすかったり、なんだか息苦しい、歩くだけで疲労感が多いなどの症状がある方は、姿勢が原因なこともあります。本来の体の使い方を身に付けることで、それらを改善できることも多いでしょう。

歩き方が美しくなる

足運びを身に付けることで、歩き方が美しくなります。先ほど紹介したとおり、地面を踏む意識と体の重心が整うことで足を正しく使えるようになります。そうすると足だけでなく骨盤や上半身も軸が整い、姿勢がよくなり歩き方も美しくなります。日常生活で疲れやすかったり、なんだか息苦しい、歩くだけで疲労感が多いなどの症状がある方は、姿勢が原因なこともあります。本来の体の使い方を身に付けることで、それらを改善できることも多いでしょう。

まとめ

日本舞踊の歩き方についてご紹介いたしました。踊るときだけでなく、日常生活においても大事な要素ですね。日本舞踊オンラインでは、一人一人に合わせたオンラインレッスンが可能です。日本舞踊の基本の歩き方を身に付けたい方、姿勢を整えたい方、ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。